bX 造園屋さんの嘆き





造園屋さんも様々な方がいらっしゃいますが、
お客様も様々です。

知り合いの造園屋さんが嘆いていました。

「昔と比べて今は世知辛い時代になった」と。

「昔は、何も言わなくても庭の仕事をしていれば、
あいさつを交わし、お茶を飲みながら手入れの方法や世間話をしたものだが、
今は、(庭師の仕事以外のことを)奴隷のように何から何まで
雇ったお金の分だけ働かせようと指図をして、
挙句に支払の段階で値切って感謝の心がない人が増えている」と。

庭のお値段は、同じ作業でも、造園業社によってまちまちです。

安いところが
いいのかと言うと財布にはやさしいのですが、
植物には厳しい仕打ちだったりします。


たとえば、既にコンクリートがはってあるところに、
部分的に生垣を作るとします。

見積が安かったA社はコンクリートを壊さずに
その上からレンガを積んでレンガで囲った中に
土と樹木を入れて出来上がりの仕事でした。

しかし、移動できない排水の悪い植木鉢を作ったようなものなので
1年もしないうちに枯れたり、夏場の水遣りが大変だったりと後々が面倒。

見積が高かったB社は、
コンクリートを生垣の分だけ壊し
土壌を改善し地に根が生育できるように施工したとすると、
どちらの業者さんがいいのかちょっと考えてしまいます。


コスト重視なのか信頼できる仕事なのかで
お付き合いする造園屋さんが変わってくると思います。

また、造園屋さんは、得意とする庭のスタイルがそれぞれ違うので、
作りたいと思うお庭のイメージに近い庭を近所で見つけられたら
そのお宅に直接どの造園屋さんでつくられたのか聞かれるとよいと思います。

あったこともない人に庭のことをたずねるなんて、
と思われるかも知れませんが、手入れの行き届いた庭をお持ちの方で、
ご自分の庭をほめて下さる人に悪くする人はいないと思います。

もし、運悪く教えてもらえない場合は
その造園屋さんとはご縁がなかっただけです。

よい庭を作りたいと望まれれば、
必ず
ご縁がある造園屋さんとめぐり合うと(根拠はありませんが)思います。

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